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CCA-C10

BA(バランスドアーマチュア)ドライバを使用したイヤホンは高級品というイメージがあって、実際お値段も結構なものでなかなか手が出せませんでした。憧れのBAイヤホンを随分昔に買ったのですが、がっかりした思い出があります。BAイヤホンは低音を出すのが苦手なようで、私の買ったBAイヤホンも、低音域はスカスカでした。かといって高音域がきらびやかに鳴っているかというとそんなこともなく、ひどいものでした。
BAドライバは広帯域の音を再生するには不向きなようで、私の買ったシングルドライバのイヤホンでは当然のことのようです。そんな苦い思い出もありましたので、BAドライバのイヤホンとは随分長い間遠ざかっていたのですが、新興中華イヤホンメーカーから安価なBAイヤホンが販売されるようになりましたので、この度買ってみました。

低音スカスカの印象が拭いきれず、ハイブリッドタイプ(低音域はダイナミックドライバが受け持ち、中音域以上をBAドライバが受け持つ形式)を選びました。購入したイヤホンは、CCA-C10という型式で、片側5ドライバ、両側合わせて10ドライバが詰め込んであるので、C10という名前のようです。

では、スペックから見ていきましょう。
Weight    29±3g
Pin Type  0.75mm
Plug Type  3.5mm
Frequency  7-40,000Hz
Sensitivity  108dB/mW
Impedance  32Ω

いかがでしょうか。重量が29グラムとちょっと重いです。周波数帯域は7~40,000Hzとかなり頑張っています。この数字を信じる限り下は7Hzですので、懸念していた低音スカスカ感も感じなくて済みそうです。

では、パッケージから見ていきましょう。表側はこんな風です。前回購入したQKZ-VK1と全く同じ大きさのパッケージです。

パッケージ後ろ側です。スペック表になっています。

紙製のスリープを取り外すと中身が出てきます。しかし、この構造前回買ったQKZ-VK1と全く一緒です。中国ではこういうのが流行っているのでしょうか。

照明が写りこんでいて見ずらいので、透明プラスチックの中蓋を外してみました。特に感動はありませんね。

パッケージの中身をすべて出してみました。日本ではきっと役に立たないであろう保証書と英文と中文で書かれた説明書も同梱されています。その他には、交換用イヤーピース3組、ケーブル、ユニット本体一組が入っていました。

ケーブルとユニットプ部分です。ケーブルはより線タイプでしなやかです。ケーブルの耳に掛かる部分はシュアー掛けに都合が良いようにやや硬めの樹脂で覆って形を付けてあります。

ケーブルを接続してみたところです。因みに、CCA-C10は3色展開で、今回購入したブラックの他にシアンとパープルがあります。ご覧のようにブラックと言っても真っ黒けではなく、スモークといった感じです。

ユニット部分は半透明ですので中のドライバが見えます。丸いダイナミックドライバが目立ちますね。因みによく見るとネットワーク回路もあるようで、帯域ごとにドライバを分けて駆動しているようです。また、この写真ではわかりずらいのですが、排圧を逃がすためと思われるベントホールが二か所開いています。音漏れが気になったのですが、ベントホールからの音漏れはわずかで、ほとんど気にならないでしょう。

ユニット部分を拡大してみました。ちょっと見ずらいですが、BAドライバが確認できます。

装着してみると、ユニットはそこそこの重量を感じます。ただ、耳が痛くなるような程ではありません。
早速鳴らしてみたのですが、素晴らしい音質だと思います。低音は過不足なくかなり下の方から鳴ります。中音と高音はこれぞBAドライバーといった感じのきらびやかな鳴り方です。購入時の価格は¥2,600程でしたので、コストパフォーマンスは秀逸です。低音・中音・高音全ての帯域がしっかり出ている感じで、どちらかと言えば中高域が得意な感じではないでしょうか。唯一の弱点は低域と中域の間辺り、大体250Hzから400Hz辺りに少し弱い部分がありますが、恐らくこれは味付けではないかと思います。この辺りの周波数域が強く出てしまうと、こもりを感じ、かまぼこ型の音作りにも感じてしまうので敢えて低域のクロスオーバー周波数を下げているのではないかと想像します。
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