KanenのヘッドホンKM-830です。これまで、Kanon(Kanenは古いブランド表記で、最近の製品はKanonと表記されています。)のイヤホンはいくつか試してみましたが、今回はヘッドホンです。 今回レビューするヘッドホンは、KanenのKM-830です。まずはいつものようにfocalprice.comの商品説明から見てみましょう。 Kanen KM-830 Stereo Headphone Earphone (Black)
Product Details (including package):
weight:332 g size:18.5*19*7.5 cm Pack including: 1 × Kanen KM-830 Stereo Headphone 1 × Microphone 重さ(weight)が322gと表記されていますが、これは何かの間違いと思います。実物はそんなに重くありません。 まずはパッケージを見てみましょう。ぱっと見ると大きそうに見えますが、実物は思ったよりかなり小さめです。 ![]() パッケージからヘッドホン本体を取り出したところです。ヘッドホン本体は木目調ですが、木製ではありません。プラグ部分は3.5mm金メッキのL字プラグとなっています。ケーブルは、細身で安っぽいケーブルです。 ![]() ドライバ部分です。ドライバ部分は見た目より小さく、耳の上にパッドが乗っかる形になります。耳全体を覆うタイプではありませんので、長時間の使用の場合は耳が疲れるでしょう。しかも、締め付けが強めですので、長時間の使用には向かないでしょう。 さて、肝心の音質ですが、やはり値段なり(価格はus$13.87でした。)といったところでしょう。低音域は良く出るのですが、高音域は華やかさに欠けます。中音域もなんとなく後退した印象で、全体にベールがかかったようないまひとつスッキリとしない鳴り方です。ただ、高音域も中音域も出ていないわけではありませんが、量が乏しく表現力がありません。それなりに出ているんだけど、スッキリしない感じです。一方、低音域は量的には出ているのですが、質が良くありません。締りがなく、量だけが出ている感じです。 送料込みで1000円ちょっとの品物ですから、あまり多くを求めてはいけないのかも知れません。カッコだけはそれなりにいい感じですし、音は悪いながらも一定の水準はキープしていると思います。投げ捨てるほど悪くはありません。まあ、話のタネに一つ持っていても良いかもしれませんが、お勧め度は今一つというところでしょう。 以上は、エージング無しの状態でのレビューです。エージングでどのように変化するのか、少し様子を見てみたいと思います。 |
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