Gadgets.‎ > ‎

Kanen KM-938.

中国製イヤホンであるKanenのレビューをずいぶんと沢山行ってきましたが、そろそろレビューすべきイヤホンがなくなってきました。Kanenが新モデルを出すまで、しばらくお休みになるでしょう。
ということで、今回は中締めです。レビュー対象はKanenでも粒ぞろいのKM-9xxシリーズのKM-938です。購入時の価格は、us$6.19で、Kanenのイヤホンの中では高価格帯にあります。先ずは、購入先であるfocalprice.comの商品説明から観てみることにします。

Kanen KM-938 In-ear Headphones (Blue)

  • With a balanced voice performance, comfort the sponge padand stylish appearance, this earphone becomes the first choice of game players.
  • Simple, fashional and exquisite design offers users convenience.
  • Ideal for voice and video chat, music, PC gaming, movies, and voice recognition.
  • Compatible with portable music player.
  • Reverting natural sound.
  • Exact inner structure.
  • Unique design.
  • Speaker size: 10mm.
  • Frequency response 18-20,000Hz.
  • Impedance: 16Ohm.
  • Sensitivity: 93dB.
  • Cable length: 1.2m.
  • 3.5mm connecters plug jack.
 
Product Details (including package):
weight:118 g
size:14*8.5*3 cm

Pack including:

1 × Kanen KM-938 In-ear Headphones
4 × Earcaps

スペック上は平凡です。

パッケージのほうは、Kanen KM-928Kanen KM-948と同様で、透明の樹脂製の箱の中に、白色の肉厚なトレーが収まっています。商品は無駄に肉厚なトレーの上に配置されています。


同梱物は、三角形の趣旨製イヤホンケース、交換用イヤーピース、イヤホン本体、そして恐らく日本では全く役に立たない保証書です。


イヤホン本体は非常にコンパクトです。また色彩もパステル調で、デザイン面はなかなか良いのではないでしょうか。


音道の出口部分は白色の不織布でふさがれています。ちょっと気になるのは耐久性です。ドライバ部分からいきなりケーブルが出されており、断線防止用のブーツ等は一切ありません、


ドライバ背面部分です。小さな突起が設けられています。この突起は二つのドライバのうち一方に設けられており、これで左右を判別するようです。しかし、この突起が左右のどちらに設けられているのかは説明書には一切記載されていません。このあたりの説明の不足がいかにも中国製品です。イヤホンに限らず、中国製品は説明書が圧倒的に不足しています。
場合によっては説明書自体存在しませんし、全く別の品物の説明書が入っていることも少なくありません。説明書のアバウトさもラブリーな中国製品です。そして、利用者の理解力や洞察力が問われるのも中国製品の特徴ではないかと思います。


プラグ部分です。3.5mmのストレートタイプで、金メッキが施されていますが、品質の悪さが一目でわかります。


ケーブルは左右同じ長さのY字型の構成です。そして、ケーブルの分岐部分は柔軟性のある樹脂でモールドされています。そして、モールド部分には"Kanen"と書かれたエンブレムが貼り付けられています。


"Kanen"の裏側には"CHINA"と書かれたエンブレムが貼り付けられています。このあたりの作りは、KanenのKM-9xxシリーズに共通した作りとなっています。


同梱される、イヤーピースです。サイズ違いで二組添付されます。また、パステル調の色調はなかなか好感が持てます。


品物が納められている白色のトレーの裏側には、申し訳程度に商品説明が書かれたシールが貼られています。


商品説明のスペック部分です。冒頭に記載したfocalprice.comのスペック表記と同一です。

さて、肝心の音質のほうですが・・・。一言で言ってしまえば、スカスカです。低音域の量が不足しています。中音域はそれなりで、高音域は量的には出ているのですが、伸びがありません。フラットな周波数特性から、低音域をぐっと下げて、高音域も聴感上5kHzあたりからダラダラと量が少なくなっていく感じです。投げ捨ててしまうほど悪くは無いのですが、あえて購入する必要も無いでしょう。
今回レビューしたKM-938は、Kanenのイヤホンにしてはお値段も高いですし、音質も今ひとつです。お勧めは出来ない品物です。