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Kanon MD-52.

中国製イヤホン、KanonのMD-52です。前回購入したKanonのMD-71がかなりひどい製品でしたので、Kanonの製品に対しては警戒モードだったのですが、このMD-52はかなりコストパフォーマンスの良い製品でした。

先ずは、いつものようにfocalprice.comに記載のスペックを見てみましょう。

Kanen MD-52 In-ear Headphones (Silver)

  • With a balanced voice performance, comfort the sponge padand stylish appearance, this earphone becomes the first choice of game players.
  • Simple, fashional and exquisite design offers users convenience.
  • Ideal for voice and video chat, music, PC gaming, movies, and voice recognition.
  • Compatible with portable music player.
  • Reverting natural sound.
  • Exact inner structure.
  • Unique design.
  • Frequency response 10-28,000Hz.
  • Impedance: 32Ohm.
  • Sensitivity: 106dB.
  • Cable length: 1.2m.
  • 3.5mm connecters plug jack.
 
Product Details (including package):
weight:65 g
size:18*7.3*5.2 cm

Pack including:
1 × Kanen MD-52 In-ear Headphones
4 × Earcaps

まあ、いつものようにfocalprice.comの記述にはタイプミスが多いですが、スペック部分については間違いは無いようです。

注文から10日程でいつものように白いクッション付き封筒で配達されました。


封を切ると、他の品物に混じってKanon MD-52が顔を出しました。


パッケージは、Kanon MD-71と同一で、見た目はなかなかよろしいのですが、開けにくいパッケージです。それでも、focalprice.comで購入したSennheiser MX400と比較したら、100倍くらい良くできたパッケージです。中国製品というと、パッケージが野暮ったいイメージがあったのですが、Kanonの製品のパッケージは良くできていると思います。このパッケージならば、日本の量販店に並べても見劣りすることは無いでしょう。欲を言えば、パッケージの開けやすさにもう少し配慮してほしいと思います。
この製品に関して言えば、品質面性能面とも国産メーカーの製品と肩を並べていると言っても良いでしょう。


パッケージを開けたところです。イヤホン本体と、交換用イヤピースが2組付属しています。Kanonのイヤピースはご覧のように、パステル調の色合いで、なかなか好感が持てます。国内メーカーの製品の場合、黒とか白と相場が決まっていますが、嫌みのない色を付けるところがポイント高いです。


本体部分です。ドライバ部分は金属むき出しですが、なかなかいい感じです。実物を手に取ってみると、見た目よりも大きく感じます。恐らく口径の大きいドライバを使っているためと思われます。スペックシートには、ドライバの口径は記載されていませんが、周波数特性が下は10Hzから上は28000Hzまでカバーしていますので、それなりに素姓の良いドライバが使われているのではないでしょうか。


コードとプラグ部分です。コードは左右同じ長さのY字型で、布巻きタイプとなっています。プラグは、ストレートタイプで、金メッキされているように見えます。見た目では、それなりに良い部材が使われているように思えます。


ドライバ部分とプラグ部分です。ここで、若干の問題発生です。右と左の区別がとてもつきにくい。というか、RとかLとかの記述も刻印もありません。恐らくKanonと印刷された側を前に向けて装着するのだと思います。暗いところだと絶対に区別はつきません。後で調べて目印に右側のドライバにヤスリで傷をつけることにします。


パッケージ部分の記載を見てみます。良く見ると、ドライバの口径は10mmと書かれていますね。低価格なイヤホンにしては大きめのドライバが使われています。


中国メーカーの製品は、遮音性が高いものに対して「Noise Canceling Earphone」と記述されています。国産品であれば、ノイズキャンセルを電子的に行う製品に対してのみノイズキャンセルという言葉が使われます。文化の違いですから、中国製イヤホンを購入する場合には、このあたりの事情を念頭に置きましょう。


スペック部分です。周波数特性が驚くほど良いです。下は10Hzから上は28000Hzまで伸びています。ドライバ能率も106dbと、なかなかの高性能です。購入時の価格は送料込みでUS$4.29ですから、コストパフォーマンスはめちゃくちゃ良いです。


さて、肝心の音質です。再生周波数レンジがとにかく広いです。そして能率も高めです、若干の癖はあるものの、好感のもてる鳴りかたです。

低音は良く出ています。質も悪くありません。程良く締った低音は、音量を上げても破たんする様子はありません。
中音域はやや薄く、ドンシャリ傾向の周波数特性です。前回購入したSennheiserのMX400が中音域が厚いのとは対照的な性格です。
高音域は、聴感上3.5kHzから4kHzに癖があります。恐らくハウジング部分での共振と思われますが、ボーカルのサ行が若干強調されたように聞こえます。
ドライバの能率については、スペック表記のとおり、かなり高めです。このため、他のイヤホンで聞こえなかった部分が良く聞こえます。質の悪いMP3プレーヤーでは、他のイヤホンでは聞こえなかった曲間のノイズが良く聞こえます。従って、再生機のアラを強調してしまいますので、再生機を選ぶイヤホンとも言えるでしょう。
遮音性については、高いと言えるでしょう。遮音性が高いために、コードへのタッチノイズが気になります。
音像の定位はそれなりで、妙な誇張は無く、安定した定位です。

やや癖のある音ですが、低音も高音も十分出ており、価格を考慮すると上出来なイヤホンです。遮音性が高いので、電車内での使用に適しているでしょう。逆にタッチノイズが気になりますので、スポーツをしながら等の体を動かしながらの使用には向きません。利用シーンを誤らなければ上出来なイヤホンです。お勧めです。