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Kanon MD-72.

中国メーカーKanonのイヤホン,Kanon MD-72を入手しました。
Kanonというと、以前購入したKanon MD-71がかなりダメダメなイヤホンで、警戒モードだったのですが、その後Kanon MD-52Kanon MD-51と試すうちに、Kanonのイヤホンは、ただ単に型式ごとに特徴が強いだけではないかと思われるようになってきました。

確かに数千円の価格で売られている他社の製品に比較したら、作りはチープです。しかし、素姓の良い製品も多いようで、海外のレビューサイトでは、Kanon MD-52はそれなりの評価を受けています。逆に評価の低い製品は、所謂パクリ商品です。以前レビューしたKanon MD-71audio-techinicaATH CK9のパクリです。形だけ似せて、中身は別物だから音道の設計や、アコースティックイコライザの設定がめちゃくちゃでとんでもない製品になってしまうのだと思います。

さて、今回のKanon MD-72ですが、見た目は地雷イヤホンであるKanon MD-71に似ているんです。そして型番も一つ違いです。地雷の可能性大と思い、ひやひやしながらのレビューです。

では、いつものようにfocalprice.comの商品説明から見てみましょう。

Kanen MD-72 In-ear Headphones (Black)

  • With a balanced voice performance, comfort the sponge padand stylish appearance, this earphone becomes the first choice of game players.
  • Simple, fashional and exquisite design offers users convenience.
  • Ideal for voice and video chat, music, PC gaming, movies, and voice recognition.
  • Compatible with portable music player.
  • Reverting natural sound.
  • Exact inner structure.
  • Unique design.
  • Frequency response 10-28,000Hz.
  • Impedance: 32Ohm.
  • Sensitivity: 106dB.
  • Cable length: 1.2m.
  • 3.5mm connecters plug jack.
 
Product Details (including package):
weight:63 g
size:18*7.3*5.2 cm

Pack including:
1 × Kanen MD-72 In-ear Headphones
4 × Earcaps

周波数特性は10~28000Hzとなっています。ドライバ効率も106dBと高能率です。スペックに関しては、Kanon MD-51Kanon MD-52と同じで、これまでの経験から言って、かなりのドンシャリ傾向の鳴り方と予想されます。

いつもの様にfocalprice.comからは白いクッション付き封筒で送られてきます。他の商品に混ざって、Kanon MD-72が顔を出します。


写真左側が、以前レビューしたKanon MD-51です。右側が今回レビューするKanon MD-72です。いつもの見た目は良いのですが、非常に開けにくいパッケージで届きます。


パッケージを開けたところです。イヤホン本体と、交換用イヤーピースが2組ついています。


イヤホン本体は、白と黒のツートンカラーで、少し曲がって取り付けられたイヤーバッド部分は装着性に配慮してのことでしょう。写真には写っていませんが、音道の出口部分は、Kanon MD-52Kanon MD-51と異なり、0.5mm程の穴のあいたアコースティックイコライザと思われる部品が装着されています。ちなみに、Kanan md-52は音道の出口は不織布で塞がれていました。Kanon MD-51は金属ネットが音道の出口に設置されています。
プラグ部分は金メッキが施されたストレートタイプです。中国製のイヤホンは、何故かストレートタイプのプラグが多いですね。そして、ケーブルは樹脂製で、太く、かなり硬めです。従って梱包時の癖が盛大についています。ケーブルに関してはKanon MD-71と同様です。


スペック部分です。スペックに関しては、focalprice.comの記述に誤りはありません。ドライバ径は10mmで、恐らくKanon MD-51Kanon MD-52と同じドライバが使われていると思われます。


密閉式で遮音性が高いため、「Noise Canceling Earphone(ノイズ・キャンセリング・イヤホン)」と書かれています。いつものことながら、この辺りは中国のセンスです。日本では誇大広告とみなされてしまうでしょうね。毎回のことですが、CancelingがCancellingと書かれています。Lが一個余計なんですけど・・・。


写真を見ると、耳の上にケーブルを這わせるように装着するようですね。


さて、肝心の音の方ですが、一言で言ってしまうと、Kanonらしくないおとなしい鳴り方です。アコースティックイコライザが利いているのでしょうか、低音も高音も誇張された部分がありません。そして、Kanon MD-51Kanon MD-52にあった、ボーカルのサ行が強調されるようなこともありません。
パッケージには「重低音」という記述がありませんので、低音域を強調することなく鳴らしているのでしょう。しかし、低音が出ないわけではなく、ちゃんと出ています。
高音域は、わずかに曇った感じに聞こえますが、やはり高音域が出ていないわけではなく、中音域を充実させたため高音域がやや後退して聞こえるためと思われます。
中音域は、なかなかの鳴り方です。妙な誇張が無く、自然に聞こえます。
Kanonのイヤホンというと、ドンシャリという印象がありましたが、、Kanon MD-72は誇張された部分が上手に抑え込まれています。じゃじゃ馬ドライバをアコースティックイコライザで上手に手なずけたイヤホンと言ってよいでしょう。
購入時価格は送料込みでus$4.46です。間違いなく価格以上の実力のあるイヤホンです。お勧めです。