今回は、ソニーの海外向けウォークマンに良く似た形のMP3プレーヤーをレビューしてみたいと思います。mp3プレーヤーというのは、想像している以上に簡単に作れてしまうもののようで、特に中国では数多くのmp3プレーヤーが作られています。今回レビューするのも、メーカー名すら解らないmp3プレーヤーです。mp3プレーヤーと言うよりも携帯音楽プレーヤーという括りで考えれば、アップル社のiPodがかなり多く使われているようです。実際、数台のiPodを所有していますが、あまり使っていないというのが現状です。 私がiPodをあまり使わないのは、再生ファイルの問題と楽曲の転送方法にあります。iPodは、機種によって再生できるファイルに若干の差はあるのですが、WMAをiPodで再生することは出来ないのです。低ビットレートの音声については、mp3よりもWMA形式の方が了解度が高いので多用します。特に、講演会の記録音声として配布される音声ファイルはWMAであることが多く、私にとってはWMAが再生できないiPodは出番が少ないという結果になっています。 次に、音声ファイルを転送する方法がi限定されてしまうものは使いづらいという理由でiPodの出番は少なくなっています。iPodでは原則としてiTunesというソフトウェアを使うことになりますが、MacやWindowsPC以外でデータを転送することが難しいiPodは使いにくいのです。 以上のような観点で選択MP3プレーヤーを選択すると、どちらかと言うとマイナーな機種に食指が伸びるという結果に至るわけです。マイナーな機種は、それなりの面白さがあります。そして、お値段が安いという特徴もあります。ただし、品質や肝心の音質については玉石混合ですので、ダメーなmp3プレーヤーを楽しめる人でないといけないです。決してお勧めはしませんし、いろんな意味で余裕が無いのならば手にすべきではないでしょう。 さて、今回入手しましたmo3プレーヤーですが、4GBのメモリ搭載で購入時の価格はus$16.43で、同じメモリ容量の安物mp3プレーヤーであるトランセンドのmp330と比較しても半額程度です。 では、いつものように購入もとのfocalprice.comの商品説明を見てみましょう。 1.1" OLED Screen 4GB MP3 Audio Player with Speaker (Red)Highlights |
1.1" OLED screen display. Mini size and lightweight design. |
Main Features |
Audio Format |
MP3 |
Memory |
Built-in Memory |
4 GB |
Card Slot |
no |
Card Attached |
no |
Battery & Power |
Battery |
built-in 250mA rechargeable lithium battery |
Additional Features |
Language Available |
Chinese, English, French, German, Spanish, Portuguese, Turkish, Russian, Thai, Italian, Korean, Japanese |
Speaker |
Built-in speaker |
Microphone |
Yes |
Recorder |
Built-in mic with MP3 format recording |
Standby Time |
6 hours |
Working Time |
2 hours |
Headphone Jack |
3.5mm plug |
Data Interface |
USB interface |
Product Details (including package):
weight:87 g
size:10.3*5.5*4.5 cm
Pack including:
1 × MP3 1 × Earphone 1 × USB Cable 1 × User Manual この商品説明にはかなりの誤りがあることが判明しました。まず、ディスプレイですが、OLEDではなく液晶でした。しかも、スピーカーが内臓しているように書かれていますが、スピーカーは内臓されていません。 スペック上気になるのは、使用時間です。商品説明上では二時間となっていますが、かなり少なめです。恐らくこの部分は間違いではないかと思います。内蔵のバッテリー容量250mA/hであることを考えると、仮に動作時の電流値を30mA程度と仮定すれば八時間程度は稼動するとおもうのですが、これは今後試してみなければなりませんね。
届いた商品ですが、下の写真のようにプラスチック製の外装箱は割れてしまっています。海外からの郵送ではこの程度の商品ダメージは当たり前のようにありますので、商品本体に大きな問題が無ければ良しとするくらいの器量の大きさが必要です。
 箱から本体と付属品を取り出したところです。本体は保護用の樹脂製フィルムが貼られていて、傷はついていません。付属のイヤホンは、まちがいなくゴミ箱行きでしょう。説明書は一応付いていますが、全く別の商品のものをそのままつけていますので、何の役にも立ちません。
 本体です。ソニーが海外市場に向けに販売しているウォークマンに良く似た形状をしています。ZAPボタンもソニーのウォークマンと同じように設けられています。このZAPボタンですが、一回押すと曲の冒頭部分を十秒間ずつ再生するイントロ再生モードになります。ZAPボタンをもう一回押すと通常再生モードに戻ります。 ZAPボタンの下に設けられているBACKボタンは、各種機能を呼び出すためのボタンで、BACKという単語から思い浮かべる機能とは違った働きをするボタンです。 本体上面にはREC/STOP,VOL+,VOL-,BASSボタンが設けられています。REC/STOPボタンはその名のとおり、録音の開始と終了を行うボタンです。マイクが内臓されていますので、メモ録音を簡単行うことができます。BASSボタンはBASSブーストのON/OFFではなく、イコライザの切り替えに使うボタンです。 本体下面にはON/OFFのスライドスイッチが設けられています。再生ボタンの長押しでも電源を切ることは出来るのですが、このスイッチは内臓バッテリーを切り離すことで仮に暴走状態となった場合にリセットするために使うことができます。さらに、長期保存の時に、バッテリーの放電を抑えてバッテリーの劣化を抑える働きがあります。中国製品にはかなりの割合でバッテリー切り離しスイッチが設けられていますが、この思想は大いに見習って欲しいと思います。 本体の裏面です。CCCマークがつけられていますが、本来CCCマークは中国が輸入した製品につけられるもので、中国で生産された製品に付けられるのは変です。恐らくCCCの認証を受けることなく、勝手に記載したマークであると思われます。 USB端子部分のキャップを外したところです。ケーブルを必要とせず、そのままPCのUSB端子に接続できるのは便利です。 電源を入れると、画面と再生ボタンの周りが青く光ります。これは中々きれいでよろしいです。 さて、実際に使ってみました。ボタンの反応がやや悪く、なんとなくもっさりした感じですが、実用上問題ないでしょう。楽曲を入れて聴いてみたのですが、悪くありません。ただ、イコライザーの設定はあまりよくありません。イコライザーの切り替えは行わずにノーマルのまま聴くのが一番自然な感じでした。 FMラジオ機能も内蔵されており、しかも受信周波数範囲の切り替えが可能で、日本のFM放送を受信することが出来ます。ただし、FMのステレオ受信はできないようで、常にモノラル受信です。 特徴の少ないMP3プレーヤーですが、実用にはなるでしょうが、あえて買う必要もないでしょう。他のMP3プレーヤーと比較した場合の優位点はお値段以外にはありません。物好きな人意外は買うべきではありません。 |