Panasonicのヘッドホンを入手しました。あちこち探してみたのですが、日本では販売されていないようで、専ら海外でのみ販売されている商品のようです。ちなみに個入元はいつものfocalprice.comで、購入時の価格はus$8.42ですから日本円で700円弱のお値段です。 先ずは、focalprice.comの商品説明を見てみましょう。
インピーダンスは32Ωと標準的ですが、能率は116dBと、かなり高めです。恐らく出力の小さい器機での使用を想定して能率を高めにしていると思われます。 パッケージの方は簡素で、これと言った特徴のないものです。 バーコード部分を拡大してみました。JAN(EAN)コードの国コード部分は50となっていますので、イギリスでの販売用と思われます。ただし、シールを上から貼れるように位置決め用の印が付けれれていますので、この部分に別のバーコードを張って中国で販売されているかも知れません。製造国は中国で、バーコードはイギリス向け、表記は英語と簡体字の中国語ですので、イギリスとメインチャイナ市場に向けに作られた商品でしょう。 ドライバ部分は四角形です。 ケーブルは両出しで、細めですが硬めのコシの強いケーブルが使われていますので、耐久性はそれなりでしょう。 イヤーパッド部分は、フェルトのような手触りの起毛地の布製です。交換用イヤーパッドの入手は難しいと思われますので、イヤーパッドが傷んだら残念ながらゴミ箱行きでしょう。 商品説明では、色はREDとなっていましたが、赤と言うよりは、どぎついピンクです。人前で使うのは勇気がいる色遣いです。 左右のケーブル分岐部分です。低価格なヘッドホンでは良くある作りです。 早速鳴らしてみました。使用ドライバはΦ30mmで、この手のヘッドホンでは標準的です。しかし、一般的な尺度では小口径ですので、はやり低音域の表現には無理が感じられます。低音はしっかり出ているのですが、本当に低い部分が出ていません。 中音域には少し癖を感じます。出ていないわけでもありませんし、定位もしっかりしているんですが、なんとなく落ち着きがない鳴り方で、違和感を覚えます。 高音域は、かなりの量が出ます。伸びやかさもあります。しかし、ボーカルのサ行の音が刺激的になる感じです。 恐らく、フラットな周波数特性ではなく、低域の一部、中音域、高域の一部に山があるのではないでしょうか。周波数特性がフラットなヘッドホンと比較するとクセを感じます。しかし、抜けの良さは感じさせる音作りであり、低価格のヘッドホンとして割り切って使うのであれば、アリだと思います。全体としての音のまとまりは感じられますし。ヌケの良さもあります。これらの特性を理解して使うのであれば、値段以上の価値を感じられるヘッドホンです。 低価格ヘッドホンとしてはお勧めできます。 |
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