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QKZ-VK1

ほぼ5年ぶりにイヤホンを買ってみました。このところ、Bluetoothイヤホンばかりを便利に使っていたのですが、問題点が無いわけではありません。Bluetoothイヤホンは電波を使う関係からでしょうか、音が途切れることがしばしばあります。やはり、落ち着いて聞くには音切れの無い有線のイヤホンしかないということで、久しぶりに買ってみました。

購入したのは、深セン市龍資科学技術有限会社の製品、QKZ KV1というイヤホンです。スペックは以下のとおりです。

   ピンタイプ  0.75mm
   プラグタイプ  3.5mm
   長さ  1.2m
   周波数応答範囲  7-40,000Hz
   インピーダンス  30Ω
   感度  108dB
   重量  20g

パッケージに記載のスペックをそのまま転記しましたが、若干ツッコミどころがありますね。先ずはピンタイプですが、このイヤホンはユニットからケーブルを取り外せるようになっていまして、ケーブル側から2本のピンが出ているのですが、このピンの太さが0.75mmということのようです。周波数応答範囲は何となく意味は解るのですが、周波数特性の事でしょう。やたらと広帯域ですね。ちなみにドライバはダイナミックタイプで、プライマリドライバとセカンダリドライバの2ドライバ構成になっています。プライマリとセカンダリがどのような棲み分けをしているのかは不明です。メーカーホームページにはHelmholtz Resonator Double Cavityにより、より強い低音と力強い高音そして豊かな中音が再生できると書いてあります。確かに周波数特性だけを見れば無茶苦茶広帯域ですね。効率も108dB(恐らく108dB/Wと書きたかったのだと思います。)となかなかの感度です。スペック表を見る限りはなかなか素性がよさそうです。因みに購入先のAliExpressで¥1,700程でした。中国の訳のわからないメーカーの製品にしては強気の値付けではないでしょうか。

パッケージはコンパクトです。紙箱に紙製のスリーブが被せてある形です。

パッケージ裏面です。日本語の表記もありますので、日本で販売することも視野に入れているのかもしれません。

パッケージ側面です。なんて読むのでしょうか。〇〇声だとは思うのですが、よくわかりません。

パッケージ反対側面です。パッケージは安っぽさが無くてイイで感じです。

紙スリーブを外してみたところです。厚めの紙箱にプラスチックトレーに乗せられた製品が顔を出します。透明のプラスチックのカバーで覆われていますので、少々乱暴に開封しても内容物が散乱することは無いでしょう。

内容物を取り出してみたところです。左右のドライバ、ケーブル、交換用のイヤーピースが同梱されています。説明書の類は入っていませんでした。

ユニットにケーブルを繋いでみたところです。ユニットのシェル(外装)は透明の樹脂製で、注文時に色の指定を聞かれることはありませんでしたので、この透明シェルのユニットしかないのでしょう。因みにケーブルは撚り線タイプで、とてもしなやかです。

ユニット部分を拡大してみました。ドライバ部分もうっすらと見えるのですが、2つのドライバは一体化しているようで、2つのドライバが入っているようには見えませんでした。また、ピンの部分から直接ドライバに配線されていて、周波数を分轄するようなネットワーク回路は無いようです。つまり、フルレンジのドライバが2つ搭載されているようです。

ユニットを反対側から見てみました。お気づきかと思いますが、このイヤホンはケーブルを耳の後ろに掛ける、いわゆるシュアー掛けで使用するように作られています。ケーブルの耳に掛かる部分は透明なやや硬い樹脂で覆われていて、丁度耳に沿うように形がつけられています。

実際に耳に着けてみますと、遮音性が高くまたケーブルが柔らかくシュアー掛けで装着するため、ケーブルのタッチノイズが気になりません。実際に鳴らしてみますと、音像の定位がしっかりしています。ボーカルはきちんと真ん中に、そして口は小さく、音色は嫌味の無いドンシャリです。一方、大音量での再生には不向きのようで、ボリュームを上げていくと意外と早く破たんします。遮音性が高いので極端に音量を上げる必要はないと思いますが、EDMのような低域が強いソースを好まれる方で、サブソニック領域まで感じ取りたいと思うと厳しいでしょう。

5年ぶりに中華イヤホンを買ってみましたが、確実に良くなっている印象です。今回購入したQKZというブランドもそうですが、少なくとも日本では知名度はゼロでしょう。子細に見ていけば作りが雑な部分も若干あります。お勧めできる製品ではありませんが、中国製品を使う事に抵抗がなく、細かな部分に目を瞑ることができるなら選択肢の一つに加えてもいいかも知れません。
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