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SENNHEISER HD228.

今回レビューするのは、ゼンハイザーのコンパクトヘッドホンHD228です。先ずは、購入元のfocalprice.comに記載の商品説明から見てみましょう。

Sennheiser HD228 Around Ear Headphone With 3.5mm Jack 1.4m Cable (Black)

General Specs
BrandSennheiser 
Colourblack
ModelHD228
Earphone Typearound ear headphone
Impedance24ohms 
Frequency Response18- 22000Hz
Connector3.5mm 
Cord1.4 m
 
Product Details (including package):
weight:228 g
size:22*20.3*3 cm

Pack including:
1 × Around Ear Headphone

商品説明では"Around Ear Headphone"となっていますが、実際には耳全体を覆うタイプではなく、耳の上にドライバが乗るタイプのヘッドホンです。届いた商品ですが、白色のクッション性のある袋に納められていました。

商品パッケージは丈夫な透明樹脂製です。やや厚手の樹脂パッケージですので、開封する際には指を傷つけないように注意が必要です。パッケージの表側では盛んに低音域が強調されています。

パーッケージ裏面です7ヶ国語でスペックが記載されています。

パッケージ表面の部分を少し拡大してみました。"Explosive Bass"とデカデカと書かれています。「爆発的低音」とでも訳せば良いのでしょうか。なんだかすごくバカっぽい音がしそうに感じられます。この辺のうたい文句の書き方は、他のゼンハイザーの商品とは少し路線がちがいます。どちらかというとKOSSの製品がこんな風な書き方をしますね。恐らく能天気な北米市場向を意識して作られた商品なのかも知れません。

スペック表示の部分を拡大してみました。インピーダンスは24Ωで、あまり他では見られないインピーダンスです。能率は110dBとかなり高めですが、それほどインピーダンスが低いわけではないので、爆音再生はできないでしょう。

ケーブル長は1.4mで、OFCケーブルと書かれています。正直OFCケーブルだろうがそうでなかろうが、ヘッドホンのケーブル程度の長さでは音への影響はありません。もし、ヘッドホンのケーブルがOFCかそうでないかを聞き分けられる人がいたら、その人は嘘つきか妄想に囚われているか、あるいは比較の仕方が悪かったかの何れかです。

パッケージを開けたところです。ヘッドホン本体のみです。付属品の類は一切入っていません。

ケーブルはかなり細めです。ケーブルの強度には若干の不安を感じます。プラグは3.5mmのストレートタイプで、金メッキは施されていません。ゼンハイザーのイヤホンやヘッドホンは金メッキを施されていない商品が数多くありますが、何らかの理由があるのではないかと思います。金メッキが施されていても、メッキの品質によっては腐食してくる物もありますので、金メッキが最良では無いとは思います。

ドライバ部分です。テッカテッカのツヤツヤです。ゼンハイザーのSのマークは誇らしげにでかでかと付いています。

ゲットバンドの頭頂部にはクッションが付けられています。このクッションのおかげで、使用中のズレは随分と抑えられています。

イヤーパッド部分です。独特の形状で、他社の製品では見ることのできない形状です。イヤーパッドはかなりやわらかく、そのためか、耳へのフィット感が高く、遮音性もこのクラスのヘッドホンにしては高めです。音漏れも、皆無ではありませんが、少なめです。

ヘッドバンドにはゼンハイザーのロゴか二か所取り付けられていて、これがアクセントになっています。

ヘッドホンの全景ですコンパクトではありますが、折りたたみができません。ドライバ部分が90°回転して、扁平にはなるのですが、携帯性は悪いです。

実際に使用して気になったのは、プラグ部分です。プラグ部分がデカイです。下の写真を見ていただくと良くわかるのですが、「折ってくれ」と言わんばかりのプラグ部分のデカさです。

さて、肝心の音の方ですが、エージング一切無しで鳴らしてみたのですが、一言で言うならば「一点の曇りもない」鳴り方です。低音は、必要なだけ出ます。決して過剰ではありません。従って、パッケージに書かれているうたい文句に期待していると、期待を裏切られるでしょう。低音に関しては、「誇張の無い重低音再生が可能」という私なりの結論です。
中音域はしっかりと主張しています。低音域と同じく誇張はありません。
高音域に関しては、華やかさは無いものの伸びやかさは十分に持っています。特筆すべきは歯擦音がそつなく表現されることです。歯擦音が上手に表現できるヘッドホンは貴重です。
一言でいえば、おとなしい鳴り方ですが、帯域ごとに見ていくと、何処も不足していない、そして何処も誇張されていない鳴り方です。歯擦音の表現の良さは余計な共振が生じていないためと想像します。
音の良さもさることながら、音像定位が極めて良いです。音源によっては、音場がコンパクトにまとまり過ぎる傾向が見られますが、これは音源に起因するものであり、このヘッドホンが音場に関しても誇張をしない証拠でしょう。

残念ながら見た目の高級感や上質さはありませんが、カジュアルな普段使いのヘッドホンとしては最上級のコストパフォーマンスを持ったヘッドホンです。お勧め度100%です。