Gadgets.‎ > ‎

SoundMAGIC PL30.

今回レビューするのは、純中国製のイヤホンSoundMAGIC PL30です。SoundMAGICは中国製のイヤホンとしては強気の値付けで、今回購入したPL30の購入時の価格はus$24.50でした。購入元はいつものfocalprice.comです。
値段からしても、中国製としては高級品の部類に入るでしょう。今回レビューするP30は、SoundMAGICのイヤホンとしては中のやや上の位置づけではないかと思います。PL30の更に上位にはPL50というフラッグシップモデルも用意されており、こちらの方はバランスドアーマチュア方式のドライバが使われています。PL30の方は一般的なダイナミック型のドライバが使われています。

ではいつものようにfocalprice.comの商品説明を見てみましょう。

Genuine Sound Magic PL30 Professional in Ear Earphones PL-30

Used in stage, studio, broadcast, more details, and reproduce with nature.
Comfortable fit.
Exquisite and portable design.
Adjustable bass response.
High definition and fidelity stereo sound.
Frequency response: very balance.
No microphone response.
Cable back to ear.
Brand new product with high quality.
Up to -20dB ambient noise rejection.
Driver unit: 9mm.
Sensitivity: 102+/-3dB/m at 1 KHz.
Impedance: 12∩
Frequency response: 20Hz-22KHz.
Rated power: 2mW.
Max power: 20mW.
Plug: 3.5mm

能率がfocalprice.comの商品説明では102dB、商品の箱の記載では100dBで、まずまずの高能率ドライバです。ドライバの能率の高さに加えてインピーダンスが12Ωと低いため、かなり大きな音が出るでしょう。出力の小さい器機での使用には最適です。

さて、箱の方を見てみましょう。中国からの長旅のせいでしょう、かなりくたびれた様子です。そして、インターネット上で良く見るパッケージと異なり、かなり簡素化されたパッケージです。


パッケージの裏面です。左下に丸いシールが貼ってあるのがお分かりいただけますでしょうか。このシールの一部にセキュリティーコードが隠されており、爪やコインで削り取るとセキュリティーコードが現れます。このセキュリティーコードをSoundMAGIC社のホームページに用意されたセキュリティーチェックの画面に打ち込むと、製品の真贋をチェックできる仕組みとなっています。

スペック表記です。focalprice.comの商品説明に記載のスペックと異なる部分がありますが、恐らく製品のマイナーチェンジがあったのでしょう。


パッケージの下側から見てみました。こんな風にかなりくたびれた状態で到着しました。

パッケージ側面には三種類の色違いのイラストが描かれています。黒、白、グレーの三色が用意されています。今回購入したのはグレーです。それから、このイラスト、ケーブルがドライバーの上方向に出して描かれていますが、これは所謂シュアー掛けで使う事を意味しています。


パッケージの中身を取り出したところです。本体、5組の交換用イヤーピース、イヤーフック、キャリングケースです。キャリンクケースは、以前は円形のセミハードタイプが付属していたようですが、今回購入したものにはフニャフニャの巾着タイプのケースが付属していました。微妙にコストダウンが図られているようです。

ドライバー部分です。ドライバー背面には丸いノブが付いています。このノブによって低音域の鳴り方を変えることが出来ます。

ケーブルは、丸ケーブルで、やや太めのコシの強いもので、耐久性は十分であるように思えます。

ケーブルの中間部分には、クリップが装着されていました。そして、左右のケーブル分岐部分にはちょっと気になるモッコリが付いています。なにか、回路を入れるにしては小さいですし、単にケーブルの接続部にしては大きすぎるように思えます。

プラグ部分です。L字型のやや大ぶりなモールドが施されています。金属部分は金メッキが施されています。

付属のイヤーフックを装着してみました。ケーブルのコシがやや強めですので、イヤーフックを装着した方がケーブルがあちこち逃げ出そうとしないので装着感はよろしいです。

セキュリティーチェックというか真贋チェックをやってみました。本物である旨表示されましたので、本物なのでしょう。ちなみに、このセキュリティーチェックを複数回実行するとちゃんと一回目の問い合わせでない旨の警告が表示されます。

さて、実際に鳴らしてみました。第一印象は、カマボコ型の少し野暮ったい鳴り方に聞こえました。このベールをかぶったような、すっきりしない鳴り方は、イヤーピースを交換することで収まりました。
イヤーピースを替えた後はなかなか良い鳴りっぷりです。低音域は結構な厚みがあります。低音域の調整ノブを回すと、僅かに低音域の量が変化しますが、この変化の量はそれほど多くありません。
中音域は僅かに後退しているように聞こえました。しかし、特定の音域が強調されることもなく、癖のない素直な鳴り方です。
高音域は、必要な分だけ過不足なくでており、これも非常に素直です。
全体的には低音域が強調された感がありますが、嫌みのない強調感です。総合的には、なかなか素直なイヤホンだと思います。中国製にしては高価なイヤホンですが、値段分の仕事はきっちりしてくれそうです。
作りもしっかりしていますので、耐久性の問題は無いでしょう。正直中国製のイヤホンに20ドル以上払うのにはかなりの勇気を必要としますが、買って損は無いと思います。中国製イヤホンに20ドル以上払う財力と勇気のある方にだけお勧めします。