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SoundMAGIC PL50.

今回レビューするのは、中国のメーカーが中国で製造する純中国製イヤホン SoundMAGIC PL50です。このイヤホンは、低価格イヤホンでは珍しく、バランスドアーマチュア型のドライバー(SoundMAGICではトランスデューサーと表記しています。)を搭載しています。そして、あちらこちらで高く評価されているイヤホンで、SoundMAGIC社のイヤホンではフラッグシップとなっているモデルです。focalprice.comでの購入時の価格はus$54.5と、中国製にしてはかなり高価な部類のイヤホンです。
 
では、いつものようにfocalprice.comからSoundMAGIC PL50の商品説明を引用してみましょう。

Genuine Sound Magic PL-50 Professional 3.5mm In-Ear Headphone (Black)

  • New generic universal in-ear stereo headset.
  • Frequency range: 15-22000Hz.
  • Impedance of 1 kHz 5.5±15%Ω.
  • DC resistance: 25±10%Ω.
  • Sensitivity: 109±2dB.
  • Cable length: 1.2m.
  • Connection: 3.5mm plug.
  • Comfortable fit to upward and backward wrapping.
  • Iphone compatible and MP3 ready.
  • Sound stage comprehensive; position precise.
  • Tone color pure and unadulterated.
Package Details
Weight107.00 g
Size10*10*6 cm
 
Package Includes
1 × Genuine Sound Magic PL-50 Professional 3.5mm In-Ear Headphone
6 × Ear Cap
1 × Mini Carrying Bag
通常であればインピーダンスだけが表記されるのでずが、何故かインピーダンスの他DC resistanceが表記されています。理由はわかりません。恐らく、印加する周波数によってインピーダンスが大きく変化するため、DC resistanceと1KHz時のインピーダンスが併記されているのでしょう。DC resistanceは25Ωですが、1KHz時のインピーダンスは5.5Ωと極端に低くなっています。他の周波数におけるインピーダンスが不明ですが、これらの数値だけから察するところ、中音域が盛り上がったカマボコ型かハイ上がりの傾向であることが推察されます。
ドライバ能率は109dBと、比較的高めではありますが、周波数によるインピーダンスの変化が大きいので、再生機器の内部抵抗の大小で再生音が大きく変化する可能性があります。内部抵抗が大きく出力の小さい再生機ではSpundMAGIC PL50本来の性能を引き出すことは出来ないでしょう。そういった意味では、再生機を選ぶイヤホンであると言えます。
 
到着した品物ですが、下の写真のような銀色の紙箱に収められていました。 
 
パッケージの裏面には色々と能書きが書かれています。SoundMAGICの製品ではおなじみの真贋判定用のシールも裏面に貼られています。下の写真のパッケージの右上の部分に、このシールが写っているのですが、ちょっと見ずらいですね。 
真贋判定用のシール部分を拡大してみました。丁度パッケージの蓋の部分に封印のように貼られています。円形のシールのグレーの部分がスクラッチシートになっていて、この部分を削り取ると真贋判定用の数列が現れるようになっています。真贋判定の結果は後ほど発表させていただきます。
 
 パッケージの右側面です。ここにも色々と能書きが書かれています。能書き好きの日本人にはたまらないですね。値段からしても、パッケージを見ても、中国国内ではなく海外での販売に重点が置かれているのは明らかです。
 
パッケージの左側面です。ここには、スペックが記載されています。
 
パッケージの底面です。シリアル番号や、商品管理用と思われるバーコートが印刷されたシールがべたべたと貼り付けてあります。これだけシールが貼られていると、なんだか物々しいです。
 
パッケージの前面部分が開くようになっています。開くと周波数特性を表したグラフと付属するイヤーピースを覗き見ることが出来ます。 
 
パッケージの中身を全て取り出してみました。イヤホン本体の他に、ビニール製の巾着状のキャリングケース、イヤーフック、交換用イヤーピース、そして保証書が同梱されています。イヤーピースはシリコンゴム製のものと、低反発ウレタン製の二種類が付属し、ぞれぞれS,M,Lの三種類が用意されています。 
 
 ドライバー部分は思っていたよりも小型で薄く、装着感は上々です。
 
ケーブルはやや太めでコシの強いもので、強度は十分にありそうです。ケーブル構成は、左右同一の長さの所謂Y字型です。 
 
左右ケーブルの分岐部分です。少々大き目のモールドです。絡み防止用のスライダーも設けられています。 
 
コネクタ部分です。L字型の構成で、やや大きめです。背面にはSoundMAIGICのロゴが浮き出し処理されています。 
 
接点部分は金メッキが施されています。 
 
気になる真贋のチェックをおこなってみました。最近では、SoundMAGICの偽物も出回っているという噂もあり、真贋は非常に気になるところです。早速試してみましたところ、めでたく本物であると表示されました。 
 
 肝心の音質の方ですが、個人的には物足りなさを感じました。やはりシングルユニットのバランスドアーマチュアの宿命でしょうか、低音域が弱いです。よく出来たダイナミック型のような、バスドラムから発せられる音圧が感じ取れるような重低音再生に魅力を感じるのですが、SoundMAGIC PL50は残念ながら音圧を感じさせるような逞しい重低音再生能力はありません。
中音域は充実しており、特に女性ボーカルの表現は見事です。歯擦音の再生も自然で、過剰に刺激的になることはありません。
高音域は、出ていないわけでは無いのですが、華やかさが今ひとつ足りません。
中音域が充実しているのに比較して、低音域や高音域が控えめです。決して出ていないわけでは無いのですが、もっと主張して欲しいという欲が出てきます。
SoundMAGIC PL50はよく出来たイヤホンだとは思うのですが、個人的には滑らかなPL50の音よりも、これでもかとばかりに音があふれ出てくるPL30の逞しい再生能力の方が好みです。