iPodに形が似たポータブルメディアプレーヤーです。生産国の中国では、MP4プレーヤーと呼ばれていますが、MP4形式の動画が再生できるわけではありません。このプレーヤーは、AMV形式の動画再生ができますが、何らかの動画が再生できればMP4プレーヤーと呼ばれているようです。ちなみにMP5プレーヤーというのもあります。MP5になりますと、RM(リアルメディア)形式の動画が再生できるようです。 さらに、上には上があるようで、MP9なるものもあるようです。こちらはどうやら動画の録画ができるものを指すようです。中国独特の呼び方ですね。 さて、ではfocalprice.comに記載されていたスペックから見てみましょう。
weight:112 g size:10.3*5*4.5 cm Pack including: 1 × 4GB MP4 Player 1 × 30PIN USB Cable 1 × Earphone focalprice.comさんのスペック表示はいつものことながらそっけないです。その上、間違いがかなり多いですね。表記の間違いについては後ほど。 価格は、購入時点でus$22.5でした。しかも送料込みです。4GB搭載のポータブルメディアプレーヤーが二千円そこそこで買えるのは驚きですね。この手の中華ポータブルメディアプレーヤーは、個人的にはかなり好きです。確かに故障も多いですし、品質も最悪です。それでもお値段は安いですし、一応の機能はそろっています。そして、真正iPodにはないFMラジオが標準搭載されていたり、WMA(Windous Media Audio)の再生ができたり、音声の録音機能がついていたりと、真正iPodよりも機能的には上だったりします。まあ、完成度はかなり低いですけどね。おおらかな気持ちで使えば、腹の立つような不具合も不出来もありません。 さて、それでは外観から見てみましょう。 先ずは正面から。真正IPodに比較して必要以上にテカテカしていて、如何にも安物の雰囲気が漂います。ちなみに、クリックホイールの機能は省略されていて、クリック操作のみ有効です。ということは、まあるい形をしている必然性は全くなくって、そのあたりはれっきとしたパクりなわけです。 ![]() 裏側です。もちろんリンゴのマークはありませんね。でも、一昨年、中国に行った際に買ったものにはしっかりとリンゴのマークが彫られていました。容量を示すシールが貼られていますね。でもなんでこのシールがちょっと高級感漂うホログラムシールなんでしょう?逆にダサイと思うのは私だけでしょうか? ![]() 実際に起動してみると、メニュー画面は真正iPodに似せてありました。ていうか、iPodと表示しちゃってますね。権利関係かなりまずいですね。 でも、真正iPodの画素数は320×240ですが、こちらの嘘podは160×120で、画素数は四分の一です。でも、雰囲気は出ていますね。 画面は暗いですが、AMV形式の動画もしっかり再生できています。でも、focalprice.comのスペックにはWMV/MTV形式と記載されていました。MTV形式とAMV形式はかなり似ていますので、MTV形式の再生もできるかもしれませんが、普及度からいえばAMV形式と記載した方が良いのではないでしょうか。しかも、購入時に入っていたテスト用のファイルはAMV形式でしたよ。それから、WMV形式のビデオは再生できません。 それから、も一つ難点がありますね。日本では、AMV形式のファイルなんて全く知られていません。まして、AMVのエンコーダー持ってるのはよっぽどの好き者しかいないです。でも、この商品にはエンコーダーソフトが付属していないんです。ここで、一般的な常識人であればお手上げですよね。まあ、知っている人ならば、s1mp3.orgからMP3 Player Utilitiesをダウンロードして使うんでしょうけどね。 ![]() このほか、機能的にもいくつか問題がありまして、内蔵マイクでの録音がノイズだらけだったり、MP3形式での録音がなぜか2秒で終了してしまったりと、なかなかのズッコケぶりで、相変わらず楽しませてくれます。それでも、音楽再生、FMの聴取、AMV動画の再生、JPG画像の表示などの機能には全く問題がありませんでした。 そういった意味では、それなりの水準は維持されています。 しかも、古いモデルだと、USBコネクタの形状が真正iPodとは別物でしたが、この製品ではコネクタ形状は真正iPodと全く同じです。真正iPodのケーブルがそのまま刺さります。ところが、ピンアサインが異なるようで、真正iPodのケーブルでは、データの入れ替えも、充電もできません。ただ、刺さるだけです。 かなりネガティブなことばかり書きましたが、なかなか面白い商品ですよ。しかも、お値段がお安いので、壊れてもそれほど精神的ダメージが多くありません。お昼ごはん2回分でこれだけ楽しめる商品というのは、世の中それほど多くないと思います。 |









