幼いころから、坂の上には何かがある、坂の向こうには何かがあるとなんとなく思っていました。そんなことを思うのも、恵比寿という土地が意外にも坂の多い場所だということがあるのかもしれません。そして坂の上に何かができるとも思っていました。そして、何年も経ってから恵比寿ガーデンプレイスが出来ました。その建物の形が夢に出てきた「坂の上の何か」に似ていたことに驚きを覚えました。 今回は、幼いころから気になっていた、坂の上、そして坂の向こうに何があるのかを見るために散歩してみました。 先ずは、坂の下から出発です。恵比寿郵便局前の交差点から、これから昇っていく坂を見てみました。昔はずいぶんと急な坂という印象があったのですが、こうやってみるとさほど急でもなく、高低差もそれほどではありませんね。 ![]() 坂の上です。サッポロビールの本社ビルがあります。むかし、ここは高い塀に囲まれたビール工場がありました。その頃は、道幅も狭く、人通りも少ない場所で、夜歩くのは躊躇われるような場所でした。恵比寿ガーデンプレイスが出来て開けた場所になりました。そして、沢山の人が訪れる場所になりました。 ![]() 来た道を振り返ると、恵比寿ガーデンプレイスが見えます。不思議なもので、坂の上には高い建物が立ち並び、坂の下には低い建物が多く立ち並びます。どうやら、建物はもともともの地形を強調する性質があるようです。 ![]() 白金台に入ったとたん目に飛び込んできた木立の正体がこれです。国立科学博物館付属の自然教育園です。とにかく巨大な原生林(といっても、もともとは武家屋敷でしたので完全な原生林ではなく、他人の手は加えられています。)が広がっています。 |
Take a walk. >