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Jun. 3, 2012

今回は大分毛色を変えまして、海外です。海外への渡航経験はそれなりにあるのですが、恥ずかしながら自分の意思で観光目的での海外渡航は、自分の新婚旅行で行ったサンフランシスコと妹の結婚式で行ったグアムの二回だけです。それ以外は全て仕事です。観光目的ではありませんので、風光明媚な観光地に行く事もなければ、地元の料理に舌鼓を打つ事もありません。多少の空き時間を見計らってホテルの周辺を、それこそ散歩する程度です。
そもそも私のようなベタベタのドメスティック野郎にとっては、海外に行くと言う事自体がかなりの大事でありストレスではあります。今回は、そんな海外苦手人間が意を決してアメリカはカリフォルニア州にある、コスタメサという町に行ってきました。この町を訪れるのは今回で三度目で、漸くどのあたりに何があるのかが判り始めたところです。
 
まずは、いつものように成田空港のラウンジで軽食をいただいております。そもそも飛行機と言う乗り物自体が少々苦手でございまして、とにかく乗ったら直ぐに寝るのが吉とふんでおりますので、搭乗前に吐かない程度に睡眠薬代わりのお酒を頂いております。ビールでもワインでもウイスキーでも飲み放題ですので、ここぞとばかりに頂いております。

 座席は最後列の北側の窓側です。午後三時に出発する飛行機なのですが、離陸して二時間ほどで見事な夕焼けが見られるのがこのA列の席なんです。

 機内は大分混雑しています。この便は大体満席ですね。
 
離陸して一時間ほどすると一回目の機内食です。今回はチキンを選びました。まあ、可も無く不可もなくといったところでしょうか。機内食と言うのも色々といただきましたが、私の基準ではJALの機内食が一番ですね。JALの機内食には大抵蕎麦が付いてきます。この蕎麦、ジャルそばって言うんですよ。
ちなみにこの後、夜食として軽食がが一回、朝食が一回提供されますので、計三食提供されます。
 
機内食を食べ終わる頃には窓の外は夕暮れの風景となります。この夕暮れの風景もあっという間に夜の帳に変わるのですが、雲の上の夕暮れの風景と言うのは何度見ても美しいものです。
 
離陸から8時間程経過しますと、窓の外はすっかり朝の風景です。出発が午後三時で、八時間ほど経過していますので日本時間では夜の11時です。そろそろ眠くなる頃にアメリカは朝ですので、結構時差がきついですね。時差に打ち勝つにはとにかく飛行機の中で眠る事なのですが、意外と寝られないものです。結局アメリカに到着する頃にはボーっとした状態になります。
 
飛行機は徐々に高度を下げていきます。するとパッチワークのような畑が延々と続く風景が見えてきます。この風景を見ると、アメリカという国は一大農業国である事を再認識させられます。
 
さて、長時間緒フライトから開放され、機を後にすると、真っ先に迎えてくれるのはオバマ大統領のにっこりと微笑んだ写真です。海外に来るといつも思うのですが、ただ飛行機の座席に座っているだけで、言葉も通じない異国の地に到着しているという事実がとても不思議に思え、妙な感覚です。オバマ大統領の写真の下をくぐり、しばらく歩くといよいよ税関です。ここロサンゼルス空港の税関は来るたびに通関に時間が掛かるようになっているように感じます。だんだんと質問事項が多くなり、一度は日本人である事が疑われたようで、パスポートの日本語で記載されたページを指差されて、「ここを読んでください」と言われたこともあります。しかし、今回は比較的にスムーズで、滞在目的、宿泊先、所持金、アメリカでの仕事の内容について二~三質問されただけでした。そして、何故か指紋も顔写真も取られませんでした。恐らく数ヶ月前に来たばかりですので、そのときの情報が残っていたのでしょう。
 
ロサンゼルス空港の到着ロビーに直結する車寄せです。この風景を見ると初めてアメリカに着たんだなと実感できます。この風景、『サイトウェイズ』という映画の冒頭シーンでも使われていて、その映画を見たときにちょっとだけ感動しました。
さて、迎えのある人はここで迎えの人と合流するのですが、私の場合は迎えに来る人もいませんので、ここから自力でコスタメサまで移動する事になります。
 
ここからはいつも使っているスーパーシャトルという乗り合いのバンに乗って移動します。青いポロシャツを着たおじさんを捕まえて行き先を告げると、後何分でバンが到着するか、そして目的地までの料金を教えてくれます。少々ぶっきらぼうな応対のおじさんですが、仕事はむちゃくちゃ的確で、ほぼ時間通りにバンがやってきます。バンの運転手には既に行き先は伝わっていますので、「お前は××まで行くのだな?」という運転手の問いに「イエス」と答えるだけでちゃんと目的地に着きます。ちなみに、ロサンゼルス空港からコスタメサまでは34ドル+チップです。料金は現金でも払えますが、チップを含めた額をクレジットカードで支払う事も可能です。運転手さんにとってはチップは現金の方が嬉しいらしく、料金をクレジットカードで、チップは現金で渡すとアメリカ人らしく大袈裟に喜んでくれます。
また、帰りのバンはホテルのフロントの人にお願いすると予約をしておいてくれます。ホテルのフロントで予約をすると少しだけ料金が安くなるという特典があります。
 
と言うことで、ロサンゼルス空港から一時間ほどでホテルに到着です。道路が空いていれば三十分ほどで到着する距離です。この日は午前10時半頃ホテルに到着しました。アメリカのホテルと言うのは旅行者にとても優しいです。チェックインの時間は昼からと決められているのですが、部屋に空きがあればアーリーチャックインが可能です。しかも、日本のホテルのように追加料金を取るようなこともありません。
 
通された部屋はドアが二つある、所謂コネクティングルームの片割れですね。コネクティングルームというと思い出すのが、ヒッチコック監督の映画『シャレード』ですね。ケリー・グラントとオードリー・ヘップバーンがコネクティングルームの間にあるドアを開け、二つの部屋を行き来するシーンが印象的でした。当時、そんな部屋があるなんて知りませんでしたので、「こんな部屋があるのか」と感心した覚えがあります。
 
前回滞在したときの部屋には冷蔵庫が無く、ビールを冷やす為に毎日のように氷を貰いに行きましたが、今回は冷蔵庫がありますので、氷を貰いに行く必要はなさそうですね。
 
ビジネス目的ですので、クイーンサイズのベッドが二つあるような部屋は必要ないのですが、これが一番安い部屋です。ちなみに一泊の料金は日本円で一万円ほどですから、かなり安いと言えるでしょう。

 この後、歩いて15分くらいのところにある、サウスコーストプラザというショッピングモールに足を運ぶ事にしました。宿泊地であるコスタメサのヒルトンホテルを出て、ブリストルストリートを北上したところにそのショッピングモールはあります。途中、ちょっとお茶目なイタズラをされている標識を見かけました。その標識がこれです。横断禁止の道路標識なのですが、ピクトグラムの頭の部分が・・・・。
 
ちょっと凛々しい感じのオバマ大統領の写真が貼り付けられています。
 
そんなオバマさんを横目に見ながら歩いて行くとやがてフリーウェイ405号線を跨ぐ橋にさしかかります。 この405号線ですが、世界一渋滞する道路としてギネスブックにも載っているらしいです。ただ、この日は日曜日でしたので、それほど混んでいませんね。

405号線を渡るとすぐにサウスコーストプラザです。どこが正面入り口なのかよくわかりませんが、おそらくブリストルストリートに面したこちら側が正面だと思います。入り口にはフォーエバー21があります。さすが原宿にあるお店とは規模が違いますね。

サウスコーストプラザに足を踏み入れると、所謂高級ブランド店が連なっています。こんなふうにね。

高級ブランドではありませんが、若い女性に人気のこんなお店もありますね。

ショッピングに飽きたお子様を喜ばせる施設もありますし・・・。

いかにもアメリカンなカラフルな風船も売られていて、将来の上得意となるであろうお子様への気遣いにも隙がありません。さすが西海岸一の規模を誇るショッピングセンターです。

ここ、コスタ・メサという街は、私のようなドメスティック野郎でもしっかり生きていけるようになっています。その一つがヒルトンホテルの隣にあるミツワという日系のスーパーです。


とにかく品ぞろえが素晴らしいです。値段は高めですが、品数は日本国内のスーパーにも引けを取りません。たとえば、納豆だけ
でもこんなに豊富に揃っています。

塩コンブだってこんなにたくさん揃っています。

一角にはフードコートが併設されていて、日本食も豊富に揃っています。

中でも私のお気に入りはラーメン屋の山頭火です。

山頭火コスタ・メサ店のラーメンは激うまです。少なくとも自宅近所の広尾の山頭火より確実に美味いです。コスタメサに行くことがあったら、是非ミツワのフードコートにある山頭火を訪れてみてください。激ウマですから。


ミツワにいると、本当にアメリカにいるのか疑わしくなってきますが、一歩外に出るとさすがカリフォルニアです。とにかく日差しが強いです。そんな強い日差しを避けるためでしょう、建物の窓には遮光フィルムが張ってあります。ホテルの窓もこんな風です。左側は窓を開けたところです。右側はガラス越しの風景です。遮光されているのがよくわかりますね。

その窓を外側から見るとこんな感じです。まるで鏡のようです。

ちなみに、このホテル全面的に禁煙です。恐ろしいことに、客室内で喫煙してしまった場合、クリーニング費用として150ドル徴収されるそうです。入口にでかでかと「喫煙お断り」という意味の言葉がデカデカと書かれています。

さて、今回の滞在は少し短めで、正味5日でした。帰りは成田への直行便が満席のため、仕方なく韓国の仁川経由です。ロサンゼルス空港のカウンターで二枚のチケットを受け取り、すでに搭乗ゲートも決まっていて、座席も確保されていると説明されたのですが、この説明を信じたばかりに仁川空港で右往左往する羽目になってしまいました。

仁川までは最新鋭機のA380です。機内はそれほど広く感じられませんね。ちなみに、この便も満席でした。

ただ、窓の外を見ると、主翼がやたらと大きく見えました。

さて、飛び立って二時間ほどしますと食事が運ばれてきます。行きと同じくチキンを選んだのですが、まあ、味は推して知るべしですね。

よほどA380の導入がうれしかったのでしょう、トレーの敷き紙にデカデカとA380と書かれていますね。この辺りが、涙が出そうになるほど野暮ったいセンスです。

このあと、夜食にケーキが配られた後、二度目の食事です。なんだか変わり映えがしませんね。所詮おまけの食事ですから贅沢は言えませんけどね。


このA380という飛行機ですが、尾翼カメラなるものが付いておりまして、この映像が結構面白いですね。

13時間のフライトののち、ようやく仁川空港に到着です。この後起きることも知らずにのんきに写真などとっておりますが・・・。
それにしても仁川空港は広いですね。 しかも、日本語の案内表示もあって、かなり親切です。ただ、この広さがこのあと仇になるわけです。

出発ロビーには沢山の免罪品店が並んでいます。

この後、ロサンゼルス空港で受け取ったチケットに書かれている22番ゲートに行ったのですが、そこには誰もいません。そして、乗るはずの飛行機もありません。あれ?遅れているのかなと一瞬思ったのですが、出発掲示板を見るとなんと30番ゲートに変更になっていました。すでに出発時刻は過ぎています。ということで、30番ゲートまで走るわけですが、遠いこと遠いこと。30番ゲートについたころには汗だくです。やっとの思いで搭乗しようとしたところ、何度やっても改札機がけたたましいブザー音とともに赤いランプが点滅してしまいます。つまり、この航空券では搭乗できないということなのですね。
しかも運悪く、ゲートの係員の人は日本語が良くわからないようで、なかなか意志の疎通ができません。結局、先方が言うには「あなたの席はありません」ということでした。ここで、上手くすればソウル一泊かなと思ったのですが、だめもとで交渉したら、なんとか席を確保してくれました。
やっとの思いで案内されたのがこの席です。ビジネスクラスにアップグレードしてくれました。言ってみるものです。

ここで、三度目の食事が出されたのですが、なぜか食事の選択は出来なくって、いきなり韓国訛りの日本語で「ビーフでごジェーます」と言われてしまいました。選択できないのは私だけなのかなと思い周囲を見渡してみたのですが、みなさんビーフでしたので、そもそも一種類しか用意していなかったのでしょう。

食事はまあ可もなく不可もなくといったところでしたが、食事の後に出された緑茶をみてびっくり。まるで泥水のようでした。

ということで、海外に行くと何かトラブルにあうめぐりあわせのようですね。これまで何事もなくすんなりと帰ってこられた試しがありません。まだまだ人間として未熟だということでしょうか。